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カースポット丸亀原田

善通寺てくてく街歩きその3

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前回、歩いて体感した善通寺駅をご紹介しましたが、

今回は駅から善通寺方面(善通寺というお寺方面)に伸びる

「中通り」を歩きます。

 

 

 

 

 

 

善通寺市は空海の生まれ故郷でもあり、

古くから街並みが形成されていました。

そのため市街地では道路がマス目条に配され、

どの通りを歩いているか把握できれば

道に迷う事はないのです。

 

 

 

 

 

 

中通りを歩くと洋菓子の名店「ワールド」に出会います。

洋菓子のワールドは金毘羅さんでおなじみの琴平町に

本店を持つ洋菓子の老舗です。

昔ながらの洋菓子を堪能する事ができます。

 

 

 

 

 

 

ここで家族のケーキを買います。

ワールドのレジはPOSシステム搭載のレジではなく、

昔ながらの手打ち式のレジです。

頂いたレシートの印字方式が懐かしさを感じ

なんともうれしいのです。

ケーキを片手に「中通り」を歩きます。

 

 

 

 

 

 

そのまま中通りを歩き続けると

「大川製麺所」に出会いました。

歴史ある店構えに期待が膨らみます。

 

始めて来たこのお店はおばあちゃんが一人で切り盛りしていました。

これまで、おばあちゃんがやっていいるうどん屋は

どれもおいしいうどんばかりでした。

さらに期待が膨らみます。

 

 

 

 

 

 

店の外に手書きのメニューが立て掛けてあるので、

ここで食べるものを決めます。

 

 

 

 

 

 

メニューが決まればお店に入ります。

 

 

 

 

 

 

お店に入ってしばらく待ちます。

しばらくするとと小窓からおばあちゃんが顔を出し、

注文を聞いてくれます。

注文したうどんが出てくるのもこの小窓からです。

 

 

 

 

 

 

のれんがかかっているこの扉の奥は

製麺工場ですので、間違ってこちらに入ると

うどんを食べる事はできません。

 

また、直接こちらからおばあちゃんに

声をかけるルールでもないようですので、

細心の注意が必要です。

初見のお店ですが、さぬきうどんのお店では

一瞬でルールを理解する能力が求められます。

 

 

 

 

 

 

注文したのはわかめうどんです。

この日はついさっき「ここ家」でお昼ご飯に

かけうどん+ちくわ天を食べたばかりですが、

さらにわかめうどんを食すのです。

つまりお昼ごはんはうどん2杯(2店舗)なのです。

まさに香川県民の鑑です。

 

 

 

 

 

 

初めて来た大川製麺所は漫画の宝庫でした。

この「大都会にほえろ 第2巻」は

1993年の発行で大変貴重なものでした。

 

 

 

 

 

 

また、こちらの「ミンミン 第4巻」は

1992年発行で更に貴重でした。

 

 

 

 

 

 

そしてこの「ついでにとんちんかん 第3巻」は

1986年発行の、今から34年前のものでした。

今では手に入らない貴重な漫画が豊富に揃っているお店です。

漫画を読みながらうどんをいただきます。

 

 

 

 

 

 

肝心のうどんはどうだったかというと、

それはもうおいしいうどんでした。

あてもなく歩き続けた訳ですが、

大変幸運な出会いだったと、とても幸せになりました。

いつまでも残ってほしい光景だ。

 

と余韻に浸っていると小窓からおばあちゃんが顔を出し

「おいしかった?」と聞いてくれました。

うまいもなにも感動ですと伝えると喜んでくれましたが、

顔を出した理由が閉店の13時30分になったからだと

知ったのは後からの事でした。

 

つい話が弾んでしまいおばあちゃんが

「あんたこれ持って帰って」と

漫画がたくさん詰め込まれた袋を渡そうとします。

「いやいや、漫画もらったら他のお客さんに迷惑になる」

「それにうどんたべに来たんですよ」

と伝えると

「いや、漫画が捨てられるゴミの日がめったになくて

捨てられずに困っとんや。」

との事。

 

むりやり漫画を渡そうとするのですが、

もらってしまっては申し訳ない。

断るがおばあちゃんも引かない。

本当に困っているとの事で

「じゃあ1冊だけ・・・。」と

一番上に置いてあった漫画をいただきました。

 

 

 

 

 

 

「江戸前の旬スペシャル」

おばあちゃん、江戸前の旬はとても面白かったし、

うどんもとてもおいしかったですよ!

善通寺市は歴史と人情の街でした。

皆さんにもぜひ訪れてほしい街です。

次回に続きます。