その日はスタッフが一人欠員していて、普段より忙しいだろうなと思っていたが、

案の定忙しくお昼ごはんを食べ損ねていた。

 

そしてボディコーティングの作業、部品購入のお客様のご案内、

点検整備でご来店されたお客様のご案内、

ドアミラーを破損されたお客様のご案内を同時に行う

マルチタスクで仕事が進行していた。

 

頭の中の「今日やるリスト」には、明日納車のお客様のお車の洗車と書類作成、

保険の車両入れ替え手続き、クレジットのお客様の商談、

車検預かりのお客様のご案内、フェアの告知があった。

もう限界というそのとき、事務員さんの呼び声がかかり「も、もう無理・・・」

となっていたところに新たなお客様が来店されました。

 

 

 

 

！？・・・レッドブル

降りてきたのはレッドブルのジャケットを着たきれいなお姉さん二人。

「こんにちはー！レッドブルジャパンですー！

がんばっている職場にレッドブルをお届けにきましたー！」

エナジードリンクでみなぎっているのか、とても元気がいい。

今限界を迎えつつある自分には絶好のタイミングだ。

だがしかしレッドブルを配るとはどういう事なのか。

対価無しにそんなことある訳がない。

怖いお兄さんでも隠れているのではないか。

 

 

 

 

 するとココを開いてレッドブルを取り出した。

本当に無料で配っているのである。

てっきり大きな缶に蛇口があって、そこから流れ出てくる のかと思ったのですが

そうではないようです。

 

 

 

 

本当に無料でもらってしまったエナジードリンクレッドブル。

良かった、怖いお兄さんはいなかったのである。

これがかつてワーカーホリックと世界を震撼させた

ジャパニーズサラリーマンの糧となるわけです。

お店で買うととっても高いのにすんごいね。 

だがしかし、この時口に出せない思いを抱えていた。

 

 

 

 

そう、その日はライバルであるモンスターエネルギーを補給していたのである。

レッドブルをもらっておいてこんな事口が裂けても言えない。

 

 

 

 

おまけにライトップ２０００も補給していたのである。

レッドブルをもらっておいてこんな事口が裂けても言えない。

 

 

 

 

きれいなお姉さんがこのＢＭＷミニの秘密を教えてくれた。

「ナンバープレートが２８３、語呂合わせで「つばさ」になっているんですよ。

他のレッドブルの車もこのナンバーなんです。

かわいい翼ちゃんなんです。」

ゴリゴリのドイツ車を翼ちゃんという感覚で乗っている。

さながら本田翼の感覚でしょうか？

個人的には１０頭身サッカー漫画キャプテン翼の方ですけど。

価値観は人それぞれですね。

 

 

 

 

「あの、お姉さんの写真を撮ってもいいですか？」

「車の写真はいいですよ！！」

相手をなるべく傷つけない肯定的否定で断固断られましたので

美女の写真が無いのは残念ですね。

こうして大人の対応ができるレッドブル美女二人は颯爽と帰っていきました。

 

 

翌日風邪をひきました。

結論

エナジードリンクは風邪には効かないけど、美女は疲れに効く。